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社労士の資格に興味はあるけれど、どんな試験かよくわからないのでまずは独学ではじめてみようという人も多いですよね。社労士のテキストや過去問題集はたくさん市販されているので、独学でスタートすることができます。
自分に合う資格なのか、合格するまで勉強を継続できるか不安がある人は、経済的に学習を進められる独学が安心でしょう。私も半年程度の講座は受講しましたが、ほぼ独学のようなものでした。
社労士の独学で使いやすいテキスト・問題集をご紹介します。
社労士独学のポイント
社労士の資格勉強は独学、通信・オンライン講座、通学・資格スクールですることができます。どの学習スタイルを選んでも試験に合格するために必要な流れは以下のとおりです。
1.基本テキストをマスターする
- 自分にとってわかりやすいと思うテキストを選ぶ
- 試験に出やすい内容を重点的に学習する
- 出題が少ない箇所は思い切って飛ばす
いろいろなテキストに手を出すのではなく、自分がわかりやすいと思った基本テキストを軸にして学習を進めることをおすすめします。
2.過去問題集を解く
- 基本テキストと同じシリーズの過去問題集を選ぶ
- 基本テキストで学んだ範囲の問題をやってみる
- 不正解はもちろん正解したところもテキストで復習する
過去問題集を10回以上反復して、正解率が8割を超えるようになれば、合格レベルに近くなっていると考えられます。必ず基本テキストとセットにしなければならないわけではありませんが、参照や順番など同じシリーズの方が進めやすいと思います。
3.模擬試験を受験する
- 模擬試験はお試しではなく実力確認のために受ける
- 間違えた問題はテキストで復習する
- 模擬試験の問題を繰り返す
本試験前に模擬試験が実施されますので、1回は受験しておきましょう。最新の試験傾向を知ることができますので、過去問題と同様にしっかりおさえておくことをおすすめします。
独学におすすめの基本テキスト
このシリーズは他の資格でも人気が高く、書店でもたくさん積まれていますね。はじめて学習する人にとっても使いやすいテキストだと思います。
人事部勤務や基礎知識のある人が独学をするならおすすめできるテキストです。安心して合格まで使えると思います。
大手スクールのテキストに比べると地味ですが、コンパクトにまとめられていて短期合格を目指す人におすすめです。私はこれを基本テキストにました。
それぞれ同じシリーズで過去問題集がありますので、基本テキスト⇒過去問題集⇒基本テキスト⇒過去問題集を繰り返してください。
社労士試験の内容
社会保険労務士の試験は8科目で10分野から出題されます。 基本はもちろんですが、改正点は出題される可能性が高いので、最新情報をおさえておく必要があります。
労働基準法
労働基準法は労働条件の最低基準などを定めた法律です。 総則、労働契約、労働時間・休憩・休日及び年次有給休暇、就業規則からの出題率が高く、判例からも出題されます。
労働安全衛生法
労働安全衛生法は労働基準法と一緒に出題され、例年数問の出題です。 安全衛生管理体制についての出題が中心で、労働者の就業にあたっての措置、健康の保持増進などもポイントです。
労働基準法と労働安全衛生法の効率的な学習法についてはこちらの記事でご紹介します。
労働者災害補償保険法
労働者災害補償保険法は一般的に労災保険法と呼ばれる法律です。 保険給付に関する出題が多く、改正点をしっかりチェックしておく必要があります。
雇用保険法
雇用保険法は雇用全体の安定を図ることを目的とする法律です。 雇用保険法からは失業給付が継続して出題されています。 給付金や助成金、手続きや届出に関してもよく出題されます。
労働保険の保険料の徴収等に関する法律
労働保険徴収法は労働保険の保険料の額及び納付の手続きについて定めた法律です。 一般的には徴収法と呼ばれます。 労働保険料の納付の手続きは、具体的に保険料額の計算や納付金額についても理解する必要があります。
健康保険法
健康保険は被保険者の業務外の事由による疾病、負傷、死亡又は分娩に関して保険給付を行う社会保険制度です。 健康保険法からは全般的に出題されますので、十分な理解が必要です。
厚生年金保険法
厚生年金保険法は原則として報酬比例の年金を支給する制度です。 厚生年金保険法からは保険給付からの出題が多く、改正や経過措置などを理解しておく必要があります。
国民年金法
国民年金は公的年金制度共通の基礎年金です。 国民年金法からは被保険者、給付、保険料から万遍なく出題されます。
労務管理その他の労働に関する一般常識
労働管理その他の労働に関する一般常識については、最新の労働白書の内容を理解しておくことが必要です。
社会保険に関する一般常識
社会保険に関する一般常識については、社会保険全般の幅広い知識が必要になります。 厚生白書などに目を通しておくことが必要です。
まとめ
いかがでしょうか。同じ独学でもとりあえず勉強してみたいという人と基礎知識がある経験者では選び方が変わってくるでしょう。私の経験がどのくらいお役に立つかわかりませんが、何か参考になれば幸いです。
社労士試験の勉強時間についてはこちらの記事で紹介します。
社労士試験一発合格についてはこちらの記事でご紹介します。